結局どうなったんですか?
先日、掲載した
『犬がおむつ外すから困る』
▼▼▼▼▼▼▼
https://petaroma-homecare.or.
かなり反響いただきまして、LINEやメールでご感想がたくさん届きました。
こういう飼い主さん、身近にもいる
モヤモヤする
という方や、海外在住(動物福祉先進国)の方からも日本のペット事情への違和感もコメントいただきました。
そんななかで、ちょっと批判的なメッセージもいただいています。
何に対しての批判かというと
『私に対して』
ですね。
結局、このワンちゃんはこの先どうなったのか?
飼い主としっかり、本当の解決策について話し合いがされたのか?
肝心の最後のところが書いてないではないか。
嫌な気持ちだけが残るではないか
というご意見でした。
うーーん、
私が伝えたかったところそこじゃないんですよね。
つまり
『この犬をどうやったら助けられるのか』
ではない。
え。ひどい!
獣医さんなのに可哀想な子を放っておくんですか。
って思われてしまうのかもしれませんが。
『あのお話のつづきは?』と言いますと、何にもなっていないです。
残念ながら。
あの飼い主さんとしては、ペットアロマで良いことが起こった(自分の困りごとは解決されてます)。
なので「嬉しい体験談」としてのご報告をいただいた形です。
ちなみに直接存じ上げない方で文字でのやり取りのみです。
私としては
おむつをしているのはなぜなのか?
おむつを外すために
何か取り組んでいることはあるのか?
についてはメールにて質問させていただきました。
お返事はありません。
あの内容を読んで反響が大きかったように、皆さんも感じられたことがありますよね。
同じように私も色々と感じております。
いや、だからこそわざわざ書いたわけですが
じゃあ、なぜ書いたのか。
解決もしてないのに。
ってことだと思うんですけど。
私の想いとしては
『この犬をなんとかしなくちゃいけない』
ではなくて
『この犬のような子を生み出す社会ではいけない』
です。
この飼い主さんを引っ捕まえて
『なんてひどい飼い方をしてるんですか!虐待じゃないですか!!』
ってコンコンと説教したところでおそらく何も変わらない。
私たちには虐待的に見えたとしても、飼い主さんはできることを精一杯やっているだけで、責められる覚えはないかもしれない(たぶん、そう)。
なんなら、ペットアロマで症状を軽減してあげてる。
本人も楽になってるはず(それも、多分そう)。
良いことをしてあげた!(だからこそ体験談を送ってくれた)
認識の違いは大きいはずです。
一方、モヤモヤした人たちは
「いーや!こういう考え方・飼い方の人は、犬を飼う資格はない」
って思ったりしますよね(私もそう思いますが)。
でもそういう考え方・飼い方でも、犬を買う(飼う、でははなくて)ことができるという社会なんですよ。ここは。
そこから変えていかないと解決しない(こういう子は生まれてしまう)と思うんです。
だとすると私にできることは何か。
ペットアロマを知ってもらうことで、そのトラブルが起こる根本的な原因に向き合うこと。
その子の生活全体を見直すこと。
そんな気づきのきっかけにしてほしいんです。
そんなことを書きましたが、この飼い主さんに関しては気づきのきっかけにならなかった。
これは私の失敗・・・
もっと深く学んでいただけるところまでいざなうにはどうすればいいのか、これからも考えていきます。
深いところまでペットアロマを学んでいただければ、受講生さんたちは多くの場合「飼い主」としての成長がすごい。
飼い主さんの肝っ玉が育ってきます。
私にできるのは、こういう視点を持った
「ペットアロマの先生」
を育てること。
そして、ペットに対してしっかり責任を持つペットにとって頼もしいリーダーである「肝っ玉かいぬし(R)」を増やすこと。
肝っ玉かいぬし人口が増えれば社会が変わる。幸せなペットが増える。
この犬をなんとかすることは、残念ながらできないかもしれない。
でも、こういう思いをする犬を生み出さない社会になるために私は私にできることをする。
そういう仲間を増やす。
ってことです。
モヤモヤしてくれた人はぜひ仲間になってほしい^^
というわけで
全国で仲間たちが対面セミナー開催してます。
https://petaroma-homecare.or.
応援よろしくお願いします。
『PHAJ症例発表会』を12月22日(日)東京で開催します!
症例発表7題、獣医師講演3題を予定しております。
今回の症例発表では、22題のエントリーをいただいておりました!
どれも素晴らしい症例で、選出するのがとても大変・・・(泣)
できることなら全員分聞いていただきたかったのですが、今回はその中から選出した7題を発表していただきます!
症例発表会は、受講生以外の方も聴講いただけるセミナーとして開催します。
詳細決まり次第、メールマガジンで先行募集いたしますのでお楽しみに!