ステロイドが効かなくなった皮膚炎
PHAJ認定講師が実践したペットアロマ症例をご紹介します。
○ペキニーズ 11歳女の子
【これまでの経緯】
5歳の頃、はじめて赤みが出て全身にわたり毛が抜けた。(薄毛)
診察ではの菌などは出なかったので家の環境か食べ物と言われた。
対処としてはステロイドと抗生剤、あと2.3日おきのジャンプーを指示される。
この時はすぐ痒みが取れみるみる治り、ステロイドを減らしながら治療は終了。
それからも度々症状が出て痒みがひどくなり受診するも、回を重ねる中ステロイドを繰り返し使うのは避けたいと獣医師に言われていた。アレルギー検査は獣医師の判断によりしていない。
9歳の頃、受診して久しぶりにステロイドを使ったが、久しぶりなのに思いの外 効きが悪かった。それ以来痒みは続くようになって、少しマシになったり激しく掻きボロボロの姿になったりを繰り返している。
掻きむしってジクジクしたら抗生剤の軟膏を患部に塗って対処して過ごしていた。
いろいろ試すも、ずっと掻いているがどうしたらいいか分からず半ば諦めてすごしてきた。
【ペットアロマを試す前の状況】
掻く場所は脇、胸、腹、耳後ろで目の周りも薄くなり目が以前よりパッチリしていない。背中もジクジク、脇、胸、腹もジグジグし、かなりの脱毛、股、目の上、耳は色素沈着と脱毛。また、この子は私以外心を開きにくく、後から来た若い犬に対して虚栄をはっているところからストレスも皮膚炎の原因ではないかと考えた。
エッセンシャルオイルでのアプローチとしては、ストレスや不安に効果的なオイルのディフューズを行なった。また、痒みにアプローチするオイルをブレンドし、患部に痒みがひどい時のみ塗布するのと、リラックス系のオイルを背中や耳先に塗布するとともにスキンシップと血行促進を兼ねてマッサージを行った。毎日、朝晩居る間デュフューザーをたくようにした。
皮膚は赤みや腫れがきつかったので、痒みに対するオイルをテストとして少しだけ手に塗りお腹に塗ってみた。
マッサージは本当に嬉しそうなのでぶぶぶと鼻を鳴らして喜んでさせてくれるので、整体も兼ねて週に2回を目指してマッサージを行ってみた。
1.2週間はすぐに見てわかるよう変化はなかったが、掻くことが、減ったと感じていた。
1ヶ月経った頃には皮膚の色が落ち着いて来たが毛はまだ生え揃うほどではなかった。
この頃には痒みに対するオイルはほぼ使う事はなくなり、毎日のデュフューザーとマッサージは続ける。
1ヶ月半経過した頃には少しずつ綺麗に生え揃ってきた!まだ薄さは否めないですが、本犬自身に上向きな力を感じ始めた。目もぱっちりし帰ると1番に出て来るなど動きが良くなった。
その後、肌の色が更に落ち付いて、短い毛が生えてきています。全体的にも毛量が増えて目もばっちりして、むかしのかわいい姿に戻ってきた。
飼い主がアロマ経験のない中で実践だったが、思いのほかに綺麗になって変化が嬉しくてみんなに見せるとみんなボロボロの本犬を知ってるだけにびっくりされました。
しかし、今回のアプローチで1番びっくりしたのは、精神的な変化です。
心はいろいろな体の不具合に通じているので、そこを痒みに対するアプローチと共にアプローチする事で、本犬に関してはアレルギーに対しても良い変化が見えたのではないかと感じています。
このワンちゃんは外見の変化がすごかったです!
ペットアロマでケアする前は顔も痒くてかきむしって毛が薄くなってたんですがケアを始めて1ヶ月半ほどで生え始め、2ヶ月立つ頃にはお顔周りもふわふわの姿に。おめめぱっちりのかわいいお顔でしたよ!
お友達飼い主さんたちもその姿の変わりっぷりに驚いてくれたようです。
5歳から全身の毛が抜けるようになって9歳からはステロイドの効きも悪くなってしまって、11歳でペットアロマケアをはじめるまで飼い主さんかなり悩まれていたと思います。
ペットアロマを試し初めて2ヶ月ほどでのこの変化でした(嬉)
素晴らしいご報告ありがとうございました!
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