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【症例紹介】ステロイドで効果がなかった肉球の炎症

alt ペットアロマ

PHAJ認定講師がケア方法をアドバイスしたペットアロマ症例をご紹介します。

 

【経緯】
実家で飼育している犬について、

「左後肢の肉球の間が赤く腫れて炎症を起こしており、舐めてしまうためなかなか治らず痛そうだ。靴下を履かせたりしているがすぐに脱げてしまうし、薬も飲ませているけれど治らない。何か良い方法はないか。」

と相談があった。

 

 

飼い主(親)はエッセンシャルオイルの使用経験なし。
ペットアロマを使用してみないかと提案し、ケアを実践してもらうに至った。

 

 

【犬の基本情報】
〈犬種〉ミニチュア・シュナウザー
〈性別〉メス
〈年齢〉6才
〈既往歴〉なし 避妊手術済み

 

【症状の経過】
1ヶ月ほど前から足を頻繁に舐め、左後肢の肉球の間が赤くなり始めた。

 

父が動物病院へ連れて行ったところ、抗生剤の点滴をうけステロイド剤が処方された。

1日2回 5日間服用

 

上記の薬剤投与にもかかわらず、炎症が収まらない。実際に肉球の状態を確認すると赤く腫れている状態。

 

 

ペットアロマによるアドバイスをし、実践を開始してもらった。

 

 

【ケア方法】
抗炎症・抗菌作用、鎮静・免疫力向上を期待してエッセンシャルオイルをブレンドし患部に塗布。

スキンシップによるリラックス効果も期待して塗布後手に残ったオイルでマッサージ。

 

【結果】
ケアを始めて4日後
赤みは少し残っているが、改善傾向にある。しかし、まだ舐めてしまうことが多いとのことであった。

 

ケアを始めて15日後
炎症部位の赤みが落ち着き、舐めまわしの回数が減少してきた。

 

【考察】
ステロイドの内服だけでは治まらなかった肉球の炎症が、ペットアロマにより改善方向に導いてくれたと実感できた。

 

エッセンシャルオイルの使用は飼い主(親)ももちろん犬も初めてであったが抵抗なく使用できたとのことであった。

やはり人間と犬が一緒に使うことで、犬も安心して使用することができたと考えられる。

また、マッサージに関してもマッサージをやめると鼻で人の手をグイグイっともちあげたり座った状態で後方にずりずり攻め寄ってきたりと、マッサージを催促する様子がみられリラックス効果につながったと考えられる。

 

飼い主(親)に聞くと発症当時は、外出機会が多かったとのこと。
日中留守番する機会も多かったとのことでストレスも大きく影響していたと考えられる。

 

追記
病院へは1度行ったのみ。薬の使用もその時のみ。

 

肉球の炎症に対して動物病院でできることとしては、原因菌が考えられるから
・抗生物質を投与すること

・炎症を抑える薬を投与すること

ですが、今回のケースではどちらも効果的ではありませんでした。

 

ステロイドは強力な抗炎症作用を持つ優れたお薬ではありますが長期投与はしたくない薬です。

 

今回、ペットアロマで抗菌・抗炎症を期待したエッセンシャルオイルを選択肢し使用しましたが、その効果だけだとお薬を使うことと大して違いがないですね。

 

ですが、ペットアロマの面白いところはエッセンシャルオイルの効果としてメンタルへの作用も期待できるところ。

そして飼い主とペットがそのケアを喜んで行うっていうところ。

 

実際、このワンちゃんも

・アロマを塗布されること
・そのあとマッサージされること
をすごく喜んでくれていました。

 

そういったメンタル面のケアがあったからこそ、抗菌・抗炎症作用が活きてきたということかもしれませんね。

 

素晴らしいご報告ありがとうございました!

追伸

 

『PHAJ症例発表会』を12月22日(日)東京で開催します!

 

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