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犬がおむつを外すから困る

alt ペットアロマ

ちょっとモヤモヤする体験談をいただきました。

 

8歳の犬のペットアロマケアについて。

 

症状は『おむつかぶれ』。

 

え?この時点で

 

「なぜ8歳の犬がおむつ?」

 

って疑問が湧きます・・・

 

 

話を聞くと…

朝から夕方まで仕事で留守にするからおむつをつけているとのこと。
でも、その子はどうやらかゆいらしくおむつを外してしまう。
そして、家中うんちまみれに。

 

確かに、ペットアロマ使えばおむつかぶれにはかなり効果がありそう。

 

で、実際、

「ケアを始めたら痒みが治まっておむつを外さなくなりました。
ペットアロマすごいですね!家の中も汚さなくなりました!」

 

 

めでたしめでたし…

 

って、いやいや違うでしょ!

ここで立ち止まって考えてみませんか?

 

 

なぜ、8歳の犬が毎日おむつをしなければいけないのか?高齢でのおむつは考えられますがまだ8歳。
私たちの年齢と置き換えてみると40代後半ってとこでしょうか?トイレに行くことができないほど歩行が難しいとは考えにくいです。

 

トレーニングの問題?

それとも、そういう環境からのレスキューだった?

または、何か病気の問題?
泌尿器系の病気があるとか、運動器系の病気で歩行が難しいとか。

 

だとすれば、こういう問題解決こそが本当に取り組まないといけないことでは?

 

そして、お一人暮らしで長時間のお留守番。

この子を飼い始めた時にはそうではなかったけどそうならならざるを得ない事情とかあったのか・・・とか思ったのですが、さらに聞けば、他にも数匹の犬がいるらしい(1匹2匹ではなかった)。

 

長時間のお留守番、

「一匹だと寂しいから」

って増やしていったのかもしれません。

 

でも、それって本当にその子たちのため?

 

長時間のお留守番
複数頭飼育
おむつ生活

 

確かに、アロマケアで皮膚の痒みは治まるかもしれない。
でも、それで問題が解決したことには全くならないですよね。

 

そもそも、この飼い主さんの「困りごと」は

「犬がおむつかぶれでかわいそう」

だったのではなく

「犬がおむつを外すから汚れる」

だったんですよね・・・。

 

 

これが『ペットアロマの落とし穴』。

 

 

飼い主さんの困りごとは解決しました(おそらく一時的なものになるでしょうが)。

人間の都合で起きた問題に、人間の都合の良い解決策としても使えてしまう。

 

でも、それは違う。

 

ペットアロマホームケア®?の本質は、ペットと飼い主の心と体の健康を目指すこと。
単なる「症状改善ツール」ではないんです。

 

むしろ、アロマケアを通じて

・なぜこの症状が出ているのか
・この子の生活環境は本当に適切なのか
・飼い主である私に、できることは他にないのか

そういうことにしっかり向き合うきっかけにしてほしい。

 

だって、アロマの香りで心が落ち着いたとしても、長時間のお留守番が楽しくなるわけじゃない。

皮膚の痒みが治まっても、おむつ生活が快適になるわけじゃない。

 

ペットアロマは、確かに役立ちます。
でも、それは「対症療法」の一つでしかありません。

 

本当に大切なのは、その症状が出ている根本的な原因に向き合うこと。
その子の生活全体を見直すこと。

 

ペットアロマを使うなら、そんな気づきのきっかけにしてほしいんです。

 

 

あなたのペットは今、本当に幸せな生活を送れていますか?

 

あなた自身はどうですか?

追伸

 

『PHAJ症例発表会』を12月22日(日)東京で開催します!

 

受講生による症例報告に加えてペットアロマ獣医師3名による講演が決定!

 

動物病院で実際にどのように取り入れているのか?
獣医師的な視点からペットアロマをどのように捉えているのか?

 

ぜひ生で聞いてみてください。

 

詳細決まり次第、メールマガジンで先行募集いたしますのでお楽しみに!

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